スキンケア商品の中には、ヒアルロン酸やコラーゲンを含むものがたくさんあります。

ではそういったものは肌に本当に良いのか?

フルーティア ザ・セラムのような天然オイルとどちらが良いのか検証していきます

 

じつは肌を乾燥させるヒアル口ン酸・コラーゲン

粉末には水分を蒸発させやすくする性質があることは、ベビーパウダーの効果を考える
とわかりやすいでしょう。

肌に粉末をまけば、水分は速く蒸発します。

だから、赤ちゃんのおむつかぶれを防ぐために、ベビーパウダーをつけるのです。

肌がいつまでも汗やおしつこなどで湿っていると、かぶれてしまう。

でも粉末を肌に少量つければ、それが水分をいちはやく吸収し、蒸発させて、肌表面をすばやく乾燥させられます。

保湿が必要な顔の肌に、ベビーパウダーをまくのと同じことを、保湿化粧水でやっているわけです。

じつは、ヒアルロン酸やコラーゲンの粉末が肌を乾燥させることを、私は身をもって経験しています。

私も患者さん向けにいい化粧品をつくろうとしていた時期があったことはお話したとおりです。

ビタミンCが肌にいいと知り、ビタミンC配合の化粧水をつくりました。

ビタミンの濃度が高いほうが効果も高いだろうと、ビタミンCの粉末を水にとかして7パーセントのビタミンCの化粧水をつくったのですが、患者さんたちが「肌が粉っぽくなっちゃいます」。

7パーセントに下げても、やっぱりだめ。

ビタミンCの粉末が肌を乾燥させるということを知って、それなら、水分が蒸発しないようにコラーゲンやヒアルロン酸も加えてみようと、当然そういう流れになります。

ところが、それをしたところ、患者さんは「先生、ますます肌が乾きます」。

ヒアルロン酸やコラーゲンは、ベビーパウダーよりもはるかに分子量が大きく、分子がつながって長い鎖のようになった高分子の集まりですから、粉末というよりは、綿くずを水にとかしたようなものなので、さらにねばり気が強くなります。

くりかえしになりますが、ねばり気の強い、とろんとしたものをつければ、水分が蒸発するのに時間がかかります。

時間がかかっても、水分はいつかかならず蒸発しますので、そのあと肌の上には大量の粉末が残り、それがまた、肌を乾燥させることになるのです。

それでも保湿化粧水なるものをつけると、肌がしっとりしていると感じるのはどうしてでしょう?

化粧水に含まれるヒアルロン酸やコラーゲンのぬめっとした感触を、しっとりと感じるためです。

でも、これは錯覚です。

ヒアルロン酸やコラーゲンのぬめり感は、化粧水の水分の蒸発とともにじきに消えてしまい、そのあとは乾燥によるつっぱり感があらわになるのですから。

だからこそ、化粧水のあとには、乳液やクリームをつけて「蓋をする」ようにと、メーカーは教えているのです。

ヒアルロン酸やコラーゲンは、皮膚の構成には重要な成分で、組織の中では水分保持の働きをしていますので、イメージとしては美容や健康にとてもよさそうですが、肌につけても乾燥させるだけでまったく意味はありません。

つけた瞬間だけぬるぬるした感触があるので、ぬめり成分として、あるいはそれでも、イメージアップの目的で、よく使われているのでしょう。

収斂剤の効果は?

ところで、肌をひきしめる効果を期待して、水に収斂剤を入れた化粧水があります。

収斂剤とは酸のことで、酸で皮膚表面のたんぱくを凝固させて、シメサバのように肌をひきしめるものです。

一時的にはよいのかもしれませんが、長期的には肌がボロボロになることは、想像がつくと思います。