「泡が毛穴汚れを落とす」って、よく言うけれど本当に落ちる?

CMなどでもよく目にしますよね。

残念ながらこれはイメージの問題で、実際に毛穴に泡が入り込むことはありません。

ニキビ痕など大きな凹みになっている部分は別ですが、いわゆる毛穴は「洗顔料の泡」が入り込むほど大きくはないのです。

これはクレンジング剤のテクスチャー、あるいわ洗顔料の泡のキメの細かさに関係ありません。

「毛穴の奥の汚れまでかき出す」というイメージは大いにそそられますが(私もかつて、せっせと酵素洗顔したのですからよくわかります!)今のところ、毛穴の奥の汚れを出すにはエクストラクションがベストです。

また、毛穴が目立つのは必ずしも“汚れ”とは限りません。「この毛穴汚れが気になる!」と思って洗顔していたら、実は乾燥からくるインナードライ毛穴で、その原因は“洗いすぎ”だったーなんて、皮肉な事態を招いていることもしばしばです。

毛穴に限らず「洗顔で肌をキレイにしよう」と思うのは、日本のスキンケアの大きな落とし穴。

もちろん汚れは落とさなければなりませんが、それ以上に「皮脂=天然バリアの破壊」のほうが恐ろしいのです。

部分的にオイリーだったり、乾燥したり混合肌の私は、コスメを2種類揃えなくちゃダメですか?

ご質問、もっともだと恩います。

「私はオイリー」「私は乾燥に悩んで」ーとはっきり断言できればラクですが、おそらくほとんどのひとはコンビネーション肌で、そのため苦労されているのではないでしょうか。

私自身も小鼻周りは脂っぽいし、頬は乾燥します。

もちろん理想としては、肌状態や悩みに合わせて何種類もコスメがそろっているほうが、的確なケアができます。

ただ、予算やお手入れに要する時間などを考えると、多忙な現代女性が何種類ものコスメを使うのは、現実的ではありませんよね。

そんなとき私が皆さんにお伝えしているのは“+αを1つ”です。

皆さんそれぞれ、お気に入りの基礎化粧品をお持ちだと思います。

それに、毛穴悩みに対応した美容液を1つプラスするのです。

“肌に足りていない栄養を補給し、理想の肌に近づける”ためには、美容液という形がベストです。

有効成分がギュと凝縮され、必要なところに浸透するように粒子の大きさまで考えられているのですから、もっとも効果を発揮しやすいのです。

あなたの気になる毛穴がたるみ毛穴ならエイジング系美容液を、オイリー毛穴なら皮脂コントロール系美容液を、というように、肌悩みにあった美容液を1つプラスしてみましょう。

よく化粧品の売り文句に「フルラインで使わないと効果を発揮しない」というものがありますが、これはまったく気にしなくて大丈夫。

クレンジングや日焼け止めなど、お気に入りのブランドと組み合わせて使っていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。

現代のコスメには高いテクノ口ジーが使われていますから、別ブランド同士を重ねたからといって肌トラブルになることは決してありません。

スチーマーを買おうか迷っています。毛穴ケアには有効ですか?

スチーマーは、多くのエステサロンで使われている基本ケア。

血行が促進されることでコスメの浸透もよくなるので、毛穴ケアには有効です。

ただ、私自身の例でいえば、私はスチーマーを使っていません。

でも実は、私たち日本人の生活には、スチーマーと同じ効果をもつものがあります。

「バスタイムこそコスメを効かせるチャンス」と主張しているのですが、肌がまっさらな状態になり、表面はうるおっていて、毛穴がしっかり開いている。

血行力がぐんとアップしていて経皮から成分がどんどん浸透していく…

こんな状態が自ずと生まれてしまうのだからバスタイムを活用すれば充分です。

わたしが特におすすめしているのは、丁寧にクレンジングをした後、バスタブで温まりながらのスキンケア。

美容液のシートマスクをお風呂の中で行うと成分がぐんぐん浸透してきてモチモチ肌になれます。

お風呂からあがるときに表面に残った成分をさっと流せばいいだけ。

よく「お風呂の中でスキンケアしたら、かいた汗とコスメが混ざってしまうのでは?」というご意見をいただきますが、ご心配なく。

汗は水溶性なので、さっと流すだけで落ちてくれますし、一度浸透した成分が流れてしまうことはありません。

スチームを購入するお金があったら、資沢なバスタイムをもってコスメをもっと効かせましょう。

あるいは、もう1ランク上の美容液に投資しでもいいかもしれません。

たくさんのアイテムをいたずらに使うのではなく、賢くムダなく効かせてあげましょう。